わたしたちの“まち”の「これから」を考えませんか。

上水南町四丁目地区全景(Google Earthより)

土地の記憶

小平市上水南町四丁目、現在東京サレジオ学園があるこの地には、その昔、仙川せんかわ(旧仙川)の水源があったとされ、太平洋戦争中、学園に隣接する情報通信機構や東京学芸大学を含むこの一帯には、陸軍の技術研究所がありました。

終戦後、昭和22年頃に、東京サレジオ学園が研究所跡地の一角に移転、その後、 昭和60年代に美しい園舎と豊かな緑を配した現在の学園の環境が整うとともに、住民が愛着と誇りを感じるこの街の風景が創出されました。

サレジオの森

武蔵野の面影がしのばれる緑豊かなこの地区には、東京サレジオ学園の子どもたちの学びの場からスタートした、サレジオ小学校・中学校をはじめ、サレジオ学園の園舎を手がけた建築家の設計による集合住宅、学園の元敷地に建つ戸建住宅など、東京サレジオ学園とゆかりのある建物が多くあります。

また学園の敷地の豊かな緑地は、数多くの鳥や、狸など多様な生き物が棲息し、樹々は四季折々の美しい風景を見せてくれます。

周辺住民から親しみを込めて“サレジオの森”と呼ばれているこの森は、正午と夕刻を知らせる学園の聖堂の鐘の音とともに、地域で永く愛されてきました。

サレジオの森に隣接する集合住宅
東京サレジオ学園の正門より聖堂をのぞむ

“まち”の未来

この森が姿を変え、新しい住民を迎え入れることになるのであれば、新しい隣人とも、この歴史ある土地の記憶を共有し、この森や緑の価値を共に将来まで継承していくことを願っています。

新しい“まち”の未来を「地域で共に創造する」−まちづくりを